オレンジいろっておいしそう

MeseMoa.(ex.むすめん。)オタクの戯れ言をぽいぽいする箱。書き手は橙色の民。

羽が生えてた話

「あ、羽が生えてる」

 

強く意識した記憶の中でいちばん古いのは、2017年のDDP、神奈川でのソロ回しだと思います。

スタンドマイクは無くて、
まだ歌は苦手って言ってて、
びっくりするぐらい穏やかな顔してて、
お客さんの顔を見渡していて、
ステージのセンターでひとりで歌ってるのに、その広さに負けないくらいの翼。フォーゲルさんて天使なんだって思いました。

 

豊洲PITで、久しぶりに9人のステージを見ました。もう1か月も経つんですね。

ありがたいことに配信ライブは見ていたし、直近のPQで劇場に足を運んでいたこともあり、リハビリみたいに少しずつ慣れていたつもりでした。
正直、あまく見すぎちゃってたかも。


SEが流れて、メンバーの姿が見えて、いちばんに目に飛び込んできたのはもう涙できらっきらのクソ様。え~、まだはじまってないよ~。ずるいよ~。
覚悟はしたものの、圧巻。
涙は止まらないんだけど、それよりも目が離せない。

動作のひとつひとつが力強くて、難易度が高いものを見せようとか見栄えよくしようとかじゃなくて、歌も表情も振りも、我慢してたモノを全部ぶつけたみたいな。

普段は推し定点と目の前と半々くらいの視界が、この日は目に入ってくるものがどんどん焼き付けられて、意識してこれを見ているっていうよりずっと目を奪われている感覚でした。

自分も試合があるタイプのスポーツをしてたので、ゾーンに入るってちょっとだけわかります。楽しくて仕方がなくてよくわからなくなる感じ。
ジャ○プの主人公タイプですよね、ゲルさん。少年漫画だったらなんだかんだでいちばん強いやつ。

楽しいとか嬉しいの感情がだだ漏れ。
そんな中で8人を引き連れて真ん中で笑うゲルさんは、やっぱり羽が生えてました。
DDPのときよりもずっと大きくて力強くて、天使っていうより烏天狗とかそっち系。なんか強いやつ。知識無くてごめん。羽根は白でふわふわというよりガチで飛べるやつ。
ぶわっさぁぁああって。(突然の5歳児)


羽が見えた話。
これだけは年内にアウトプットしておきたかったのですが、時間かかりすぎて笑いました(1か月)。

年一レベルでチャレンジするゲルさん特典会、せっかくだからこういう話をすればいいのに、先日は某詰め物と質量の話をしました。ごめんなさい。反省はしています。後悔はしていません。

 


これはフォーゲルさんに限らずですが、MeseMoa.のやDDの皆さんが2020年を「空白の期間」にしないでくれたことに感謝の気持ちでいっぱいです。

ペアライブも、ミュージカルも、個人配信も。自由度が高いからこそ難しかったと思います。今まで以上にそれぞれが能動的に考え実践してくれる機会が多かったんじゃないかなと感じる1年でした。

にばんくんがライブ用に新しく歌を取り直してたのも、それを「頑張ったから見てね」って言ってくれるのも些細なことだけど嬉しかったなぁ。あとかっこよすぎて一周まわって笑ってしまう現象は今年が最多だったと思います。(いつもは幼女なのに)

出来なくなってしまったことも多かったけれど、ふたを開けて見れば今年も今しか見れないものをたくさん見せてもらった1年でした。

ただ悲しい「何もできない時間」じゃなかった。足を運ぶライブが無くても、目が離せない、追いかけている感覚がありました。
すごいですよね、私たちの推したち。

 


2020年、個人的には正直しんどかったです。仕事があるだけありがたいとはいえ、ちょいブラックからエターナルど漆黒にレベルアップ。切り替えが下手人間、在宅するとこうなるよね。

生きづらさを自覚する程度には根がクソ真面目なので実はわりと自粛モード継続中です。DD関連も、ちゃんと準備して行けるときだけ。神経質になりすぎてるかなと思う時もしばしば。

DDの在宅戦略が無かったら今頃どうなってたのかなって思います。もし現地開催強行突破とかしてたら、たぶん私は気持ちがついていけなかった。

ちょうどいい塩梅で、安全に、慎重に、安心して息抜きできる場所を作ってくれていたから、結構冗談抜きでいのちを守られてたのかもしれません。


そして、オタク友達がいることの心強さといったら!同じものを見て聴いて、笑って、感想を言い合って、離れていても好きなものを分かち合えるってすごく嬉しいことだなってあらためて感じました。

「きみちゃ」のアカウントを作ったとき、正直何も考えていませんでした。なので、ほぼ100%中の人と同一成分です。オタクなことだけじゃなくて、仕事無理とか仕事無理とか仕事無理とかしょうもないことで凹んでることも多いです。

ただ垂れ流す「疲れた」「しごおわ」に、声をかけてくださる方がいたり、奇妙な創作物にいいねつけてくださったり、文字に起こす気力すらないときでも、TLで好きな人たちが同じ好きなものに沸いてるのを見るだけでも元気をもらったり。

会いたい。それはもちろん会いたい。でも、そうじゃなくても楽しいは共有できる。

MeseMoa.ちゃんたちがきっかけのこのコミュニティで救われることがたくさんたくさんありました。本当にありがとうございました。


2021年はどんな年にしていこうか。
来期の仕事はもっと忙しくなるみたいです。私自身、気持ちを保てるのか少し不安。
でも、頑張ってくれているMeseMoa.ちゃんたちもDDメンバーもいるし、きっとまたかけがえのない素敵な時間になると思います。思うだけじゃないかな、うん、なります。
大丈夫。

 


あらためまして、本年も大変お世話になりました。来年もよろしくお願いいたします。
どうかみなさまお体にはお気を付けて、
良いお年をお迎えください。