オレンジいろっておいしそう

MeseMoa.(ex.むすめん。)オタクの戯れ言をぽいぽいする箱。書き手は橙色の民。

【考察してみた】極光サーカスは言いにくい【オーロラ曲技団】

 

 

毎日通勤で利用している渋谷駅。

好きなアイドルの新譜を聴きながらふと顔を上げると、

かの有名なスクランブル交差点にどーんと見えてくる

MeseMoa. 4thシングル「大逆転ディーラー」の巨大看板。


イヤホンから流れているのはまさに「そんな馬鹿な…大逆転」

 

いやーーーー。

エモすぎません?

 

看板の生存確認が日課になりつつある今日この頃。

看板無くなったら仕事に行きたくない…

とか思ってたのが8/30。

 


今朝見上げるとそこには安室奈美恵さんの広告。

いや、逆にすげぇよ。

天下の安室奈美恵さんだぞ。


また広告とかCMとかCMとかCMとかできるように

オタクいっぱい応援したいなぁの気持ちです。

橙の民、きみちゃです。

 

 

 


先日無事発売日を迎えた大逆転ディーラー。

c/wの「共にあるように」

47ツアーで誰かさんが卒業発表した会場と同じ会場で行われた

全国ツアーMAZE No.9の神奈川公演で披露されたアレ。

歌詞の内容といい歌割といい会場といい、

(会場は偶然だったらしいですが…そんなことある…)

まーーーー、橙推ししんどい案件でした。

でも早くたくさんの人に見てほしい。

 

MsesMoa.さんの紆余曲折については、

公式の「MeseMoa.物語」をご覧いただくと

すごくわかりやすいと思います。

かつ、歌詞の意味がすとんと落ちてくる。

(余談ですがぜっちゃんのぷくぷく具合が忠実です…。ほんとさすが宮辺さん)

 

話を戻して、「共にあるように」の

高身長ちゃんの歌割り。

むすたま。webのぜっちゃん卒業直前回

(にぜあとみ)を思い出しました。

 

その先の先へ、

連れて行ってくれるの待ってるね。

 

 

※私はこの人を推してます 。

 

 

 

で、ようやくCDが手に入りまして。

私のことだから「共にあるように」で

だらだら文章書きそうじゃないですか(自覚)


予想外でした。

歌詞カードを見て愕然。

歌を聴いてボロ泣き。

なんだこれ。

明るい泣き曲。

ポジション的にはあすひっぽいイメージ。

歌割りがはっきりしていて、

早くステージでのパフォーマンスが見たい。

歌詞の読み解き厨な私にはたまらない「 」の使い方。

 

どうしても書き残しておきたくなった、

c/wの「オーロラ曲技団」について。

 

※あくまで個人的な解釈の仕方の一つですのであしからず…

※構成上Maze No.9のネタバレをがっつり含みます。

 避けたい方は後半Uターン推奨です…

 

 

 


曲技団とは、いわゆるサーカスの事。

今回のB衣装はこの曲の為に誂えてもらったようです。

キラキラした音と疾走感のある可愛いらしい曲。

歌詞を抜粋しながら書き進めますが、

可能であればCDを手に取って

歌詞カード全部を眺めていただきたい…!

 

 

 

 

 

 

■オーロラ曲技団■

*************************************

逃げて逃げて逃げきった先に
見た事のない景色が広がっていた
何をするのも自由
「急にそんな事を言われても……」
好きなものは好き
嫌いなものは嫌い
これが僕らだ
そばで見ててくれ
大好きな場所は自分で作れるんだ
君はどうだろう
「僕はどうだろう?」
光の粒が宇宙(ソラ)を彷徨い出逢うオーロラ

*************************************


登場人物を分けると

急に自由を与えられた"君"と

"君"に語りかけてくる"僕ら"。

「 」は"君"の言葉として捉えます。

 

逃げた先という表現や自信なさげな言葉からも

"君"は自分の所在のなさを

不安に思っている様子が伺えます。

 

一方、好きなものも嫌いなものもはっきりと言える、

これが僕らだと自信を持って言える"僕ら"。

"僕ら"にとって"君"は少なからず

そばにいて欲しいと望む、大事な人のようです。

 

"僕ら"は"君"のことをよく知っているのに、

わざと問いかけているように感じました。

 

 

 

*************************************

《誰もお前なんか愛さない》(愛さない)
なんて言われようと構わない(構わない)
なにも二度も自分の夢を
殺すことないだろ?

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《 》は、外部からの心無い声。

"二度も"ということは、

"君"が一度殺したのは、どんな夢だったのでしょう。

 

 

 

*************************************

一点突破のアウトクライ(アウトクライ)
絢爛豪華なアウトサイズ(アウトサイズ)
七難八苦はアウトサイド(アウトサイド)
Open your mind (hey)
Make up your mind (hey)

*************************************


アウトクライ=抗議、叫び声

アウトサイズ=並外れた、特大の、非常な発達

アウトサイド=外側

 

テーマパークのような空間で、

みんなで一丸となって一点突破って、

どこかで聞いたような気が…。

 

 

 

*************************************

最初は誰だって赤子同然(同然)
一人きりじゃ動けなくて当然(当然)
自分の限界を決めるにゃ早い
諦めたってステージは終わっちゃくれねぇ

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段々と成長していくこと、

そして、一人ではなく仲間がいること。

 

諦めたら終わり、ではなく、

終わらせてくれないというのも気になります。

 

 

 

*************************************

絶え間なく続くミラクル(ミラクル)
新月さえも息を呑む(息を呑む)
極夜は僕らのスペクタクル(スペクタクル)
Open your mind (hey)
Make up your mind (hey)

*************************************


極夜=太陽が昇らない状態。対義語は白夜

 

極夜とは、地球の自転軸が傾いていることによる

緯度66.6度を超える北極圏や南極圏で起きる現象で、

日中でも薄明りとなり、太陽が昇りません。

新月は太陽と同じ方向に月がある状態なので、

月だけが地表に見えるのはかなり条件が厳しいそうです。

極夜で新月というのは、

起こり得るけれどもめったに見られないもの。

それにすら負けず劣らない奇跡の連続。

 

そういえば、目の前には奇跡が広がっていたって、

どこかで誰かが歌っていたような。

 

 

 

*************************************

(Oh oh oh)涙は簡単に止められないのが心
(Oh oh oh)そして笑顔につられて綻ぶのも心
君はそうなんだよ
そうできてるんだよ
光の粒が共鳴して波打つオーロラ

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1番の歌詞と比べると

"僕ら"が"君"へ君も僕らと同じじゃない?と

あえて本人に気付かせる聞き方をしていた部分が

"僕ら"は"君"の事を深く知る存在であることが

分かるような歌詞に変化しています。

 

 

 

*************************************

走れ踊れ歌え やりきった先に
まだ見た事のない景色が待ってるから
でもやめるのも自由
「大丈夫……今はもう逃げない」
好きなものは「好き」
嫌いなものは「嫌い」
それが君さ
今なら見えるだろう
大好きな場所は自分で作れたんだ
君はひとりじゃない
「僕はひとりじゃない」
答えはここにある
夜空を埋め尽くせ
光の粒が一つになり導くオーロラ

*************************************


"僕ら"と同じように"君"も

自分の想いをはっきりと言えるようになり、

自分に仲間がいることを自覚します。

 

何度も出てくる”光の粒”は

 

彷徨い出逢う

 ↓

衝突して輝く

 ↓

共鳴して波打つ

 ↓

一つになり輝く

 

と変化していきます。

 

 

 

*************************************

胸を焦がす拍手喝采
もう別世界の出来事なんかじゃない

*************************************


きらびやかなステージに立つ"夢"とは別の道を選んだ
パラレルワールドへ迷い込んだ9人分のお話を(以下略)

 

パラレルワールド、もしかしたらの世界。

 

胸を焦がす拍手喝采の世界の方が

現実の世界ってところが

MeseMoa.から目が離せない

魅力の一つでもある気がします。 

 

 

*************************************

「さぁ、次は君の番だよ」
「さぁ、心を開いて(Open youy mind)
心に決めて(Make up your mind)」

*************************************

 

「 」がついている最後のセリフ。

最初は所在なさげに戸惑っていた"君"が、

今度は次の世代を導いてくれます。

 

 

 

 


ご想像の通りですが

これ、曲調とか全然違うのに

なんとなーく、全国ツアーMaze No.9の

物語の行く末を思わせるような気がしています。

 

 


MeseMoa.全国ツアーでは

ライブパートだけではなく、

一部演劇の構成があります。

 

設定としては、MeseMoa.ランドというテーマパークにある

Maze No.9という巨大迷路アトラクション。

Maze-つまり人為的に作られたそれに、

なぜか強制的に参加させられたメンバーは

9人で一丸となって様々なドアを開けて先へ進みます。

 

ルールとして、9人一緒に進むこと。

もしもはぐれてしまったら。

扉の向こうには別の世界が待っているそうです。

元の世界に戻ってくることが

果たして幸せなのか、と笑う

ぜあらる。さんによく似た声のアナウンス。

Good Luckがひらがな発音で死ぬほど可愛い

果たしてこのMaze No.9というアトラクションは

誰が、何のために作ったものなのか。

声の主は知っているのかもしれません。

 

白服さんを先頭に進み始めるメンバーですが

ふと、一つのドアから目が離せなくなります。

「どうしてだか、開けてみたいって思った」

はぐれてはいけないと言われていたのに、

そのドアだけは、どうしても。

 

進んでいたメンバーは、途中で1人が

はぐれてしまったことに気づきます。

そして、はぐれたメンバーが

「自分がMeseMoa.のメンバーであることを忘れ、

 別の人生を歩んでいる」という

パラレルワールドに迷い込んでしまったことを知ります。

迷い込んでしまったメンバーを助けに行くことが

果たして正解なのか?

様々な想いを抱えながら、

白い人に選ばれたメンバーが

はぐれたメンバーを連れ戻しにドアを開きます。

 

 

この、パラレルワールドの設定が、しんどい。

オタク的しんどいの極み。

 

白服:映像編集のお仕事

あおい:大学生

気まぐれプリンス:保育士

とみたけ:シンガーソングライター

ノックソ:青年実業家

フォーゲル:バリスタ

二番煎じ:ゲーム評論家

野崎弁当:図書館司書

にーちゃん:中学校教諭

 

 MeseMoa.が、まだアイドルをお仕事にする前、

彼らが実際にしていたお仕事や、

目指していたもの、やってみたかったこと、

夢、考えられる未来…

 

迷い込んだパラレルワールド

別の夢を叶えた、ある意味「幸せな空間」なんです。

 

アイドルをするために「夢」を殺したとか

そういうことではありません。

アイドルも彼らの「夢」の一つだと思います。

でも、いくつかある夢のうち、

少なくとも手放したものがあるはずです。

それを手にしている世界。

 

迷い込んだメンバーは、自分がMeseMoa.

メンバーであることを忘れています。

助けに行くメンバーは、ルールとして

素性を明かしたり無理やり連れ帰ることはできません。

違うモノの姿を借り、

自分のこともグループのことも忘れている

メンバーに問いかけます。

 

『本当はもっとやりたいことあるよね』

『一人じゃないよ』

『思い出して』

 

”僕ら”は”君”のことを、

誰よりも知っている。

 

 

Mazeは、誰が何のために作ったんでしょう。

ぜあらる。さんによく似たあの声の主は

全てを知っているような素振りを見せます。

 

 

最初にこの構成を見たとき、

私は

「Maze No.9はMeseMoa.

 9人であることを自覚させるために

 ぜあらる。的なサムシングが作ったもの」

のように感じました。

 

 

むすめん。は10人です。

でも、MeseMoa.は9人です。

もちろん後ろにオレンジ色のちっちゃい社長が

一緒にいることは確かだけれど、

MeseMoa.は9人で進んでいくことも事実です。

絆をより強く固くするために。

9人でチームだと感じさせるために。

これからも戦っていくために。

 

…いや、今でも現場でオレンジ点けてる人間が

何言ってんだって話なんですけどねwwwwwwwwww

 

 

 

 

 迷い込んだメンバーがドアを開けて

こちら側の世界に帰ってこられるかどうかは

まだわかりません。

でも、

胸を焦がす拍手喝采

もう別世界の出来事なんかじゃないんです。

 

12/24、ファイナルでの答え合わせ。

 

一度はぐれた光の粒があつまって

一つになったその先には

どんな景色が待っているのか。

とても楽しみです。

 

 

 

 

 

 

 

さて、ここまでが<Mazeとつながってる説>なんですが、

余談でちょっとだけ。

 

 

私は音楽的なことの知識や能力が皆無なので

なんの裏付けもないんですが、

オーロラ曲技団を初めて聞いたときに

「景色が広がっていた」と

らるからーの

「奇跡が広がっていた」

が似て聞こえたんです。

 

それから「心」

叩けば簡単に折れてしまうのが心

そして結べば複雑に寄り添うのも心

涙は簡単に止められないのが心

そして笑顔につられて綻ぶのも心

 

なんとなく、似ている単語や表現が多い気がして。

オーロラ曲技団をストレートに読み進めると

”君”は橙の彼にもあてはまるなって。

逃げて、一人になりそうな時にも

絶対にそばにいてくれる人、

そばで見守ってほしいと願う人がいて、

もう一人じゃなくて、

今は次の世代の夢を叶える手助けをしていて。

 

私はいまだにらるからーの

一番初めと一番最後の歌詞を

うまく解釈できていません。

 

「君と同じ涙 流せるように」

 

流せるように、と願うほどに

どうして同じ涙が流せないと思ったのか。

 

でも、オーロラ曲技団を聞いて

勝手に少しだけ気持ちが軽くなりました。

今笑顔で綻んでるんならなんでもいいや。

まじ勝手にだけどな

 

 

 

 

 

やっとアウトプットできたので、

ちょっとすっきり~!

最後まで読んでくださった方がいらっしゃいましたら

本当にありがとうございます。

何か反応もらえたら小踊りで喜びますので、

遠慮なく「踊れ」とお申し出ください。

 

 

 

 

次の現場は(多分)博士だなーーーーー!!!

死ぬほど楽しみ。